Bhutan Tsechusについて of ドゥルックエアー(ブータン航空)Drukair

Bhutan Tsechus

 雷龍の国ブータンには、古代の仏教文化を表現した、豊かでお目でたい祭りがあります。これらの祭りは全ての県で行われ、Guru Rinpoche(グル・リンポチェ)を讃えるものです。殆どのゾン(県庁と増院を兼ねた建物)や増院では、年に一度ツェチュが開かれます。通常ツェチュは、太陰暦で月の10日当たりに行われます。このツェチュは、グル・ランポチェの威光を悪霊達に再確認させるために行われます。祭りの日程太陰暦によるため、毎年その日付が異なります。

 祭りは同時に、家族や社会にとっても大きなイベントでもあります。人々は、晴れやかな衣装に、珊瑚やトルコ石などの、最もきらびやかな宝石を身にまとい、Dzong(ゾン)や増院で行われるこの祭りに、竹で出来た伝統的なバスケットにお弁当を詰めて集まり、一日中楽しみます。

 この祭りの裏側では、祭りに先駆けて僧侶が深い祈りを捧げたり、瞑想をしたりして準備を行います。僧侶は、歴史の中で培われてきた特別な仮面の踊りを披露します。僧侶以外に、地域の踊り手がその地方の祭りに参加したりもします。

 Tsechus(ツェチュ)はブータンの価値感、神話、信念を、踊りを通して人から人へ伝えて行く伝統として行われます。多くのツェチュは、稀に展示されるGuru Padmasambava(グル・パドマサンババ)やその他重要な仏教の神々を描いた、巨大なシルクで作られたアップリケのトンドルの開帳で最高潮に達します。このトンドルを見る為に、海外からも多くの人が集まります。そして開帳の後に僧侶達による大法要が行われます。

 チャムの間には、アツァラと言う道化達によるパントマイム等も行われ、観客達を喜ばせたりもします。近代アツァラは、同時に健康を祈ったり、現代社会が持つ問題点等も寸劇の中に盛り込んだりもします。最も大きなツェチュの中にティンプーツェチュがあります。このお祭りは、神々に対して祈りを捧げる為に近隣から多くの人々が集まります。このツェチュは、1867年に第4代のテンジン・ランブギ氏の教えによって始められました。当時は数種類の踊りが敬虔な僧侶達によって行われていただけでしたが、1950年に第3代国王のジムゲ・ドルジ・ワンチュクによって、一般の僧侶達によって仮面舞踏が行われるようになりました。チャムと呼ばれる躍動的な仮面舞踏が僧侶によって演じられるのです。チャムの重要演目の中に「黒帽の舞」と言う踊りがあり、この黒帽は、当時仏教を弾圧していた9世紀のチベット王を殺害した僧侶の服装を模したものです。仮面舞踏の中で黒帽は護法神の力を借り、悪霊を調伏し、仏教のもとで平和を再び世界にもたらす、と言われています。その他にも、シャワ・シャチなど、台詞の無い舞踏なども行われます。
 チャムの間には、アツァラと言う道化達によるパントマイム等も行われ、観客達を喜ばせたりもします。近代アツァラは、同時に健康を祈ったり、現代社会が持つ問題点等も寸劇の中に盛り込んだりもします。農家の人達にとっては、厳しい農業生活から一時開放され、この祭りを楽しみ、この機会に健康や幸せを祈ります。